今、思うこと。

2011年3月11日午後2時46分

東北地方太平洋沖地震発生

発生から10日目を迎えました。

ようやく地に足が着いた自分がいます。

地震発生後、土日は震災のニュース、被災地の状況を

テレビで観ては胸がつまる思いで過ごし

未経験である計画停電のnoticeに怯えながら

始まった1週間。

昭和のビルの18階にある私の会社。

11日は血の気が失せる程の恐怖を味わった揺れ。

通勤電車で内臓潰されそうになりながら

なんであんなビルにまた出社しなければならないの・・・。

解せない。

どうにかこうにか出社すると、みんな普通に働いてる。。。。

解せない。

余震なのか、人が走ったりするだけで必要以上に揺れるフロアに

いちいちビクビクしながら仕事。

日本の地方の取引先や業者さんからは

お見舞いメール、何かあればなんなりと協力します。との

気遣いメールを頂く一方

海外からもお悔やみの挨拶がつらつら・・・の後に

I'm sorry asking for you, but・・・・・

と納期確認。

いや、プッシュ。

連日猛烈プッシュ。

そこから先にお客さんが更にいるのはわかるけど。

どこの港も大変なことになっていて、メーカーの場所によっては

プラントが機能していない状況(商品を作れない)。

ガソリンがなくてメーカーからモノを運べない。

どんなに説明しても、どうにかしてくれ!という現地からのリクエスト。

自宅待機中の親会社営業からどうにかしてくれ!とメールだけでの指令。

解せない。

今一番ガソリン、灯油を必要としているのは被災地なのに

あらゆる手段を使ってどうにかドレー(コンテナ運ぶトラックの頭)を手配している

自分になんで?

東北地方に救援物資を運ばなければいけない今

なんで私が海外へ輸出するための貨物のために

どうにかこうにかドレーひっぱてるの?

ひっぱってていいの???

節電しなければいけないのに会社は停電対象外エリア。

会社がお休みになれば節電できるのに。

納期調整に追われる心配がないのに。

なんなら政府が1日でもnational holidayにしてくれたら

海外の人にもモノを動かせない理由がオフィシャルにつくのに。

心の余裕がなくなった自分は

なんで?なんで?なんで?

ばっかりになって。

でも、何を言われても、何を思っても、何を考えても

被災者よりも私は幸せな環境にいるわけで。

その自問自答、自分自身を鼓舞するのを繰り返して

どうにか乗り切った五日間。

友達と会うのも控えたから吐き出すところがどこにもなくて

気分転換に日曜日に行った美容院にてようやくガスが抜けました。

使い方違うけど、憑き物が落ちた様な気分。

いつもの美容室。そこはいつもの日常でした。

髪型変えて、リフレッシュ。

チャージ完了。

報道も復興に向けての情報に変わりつつあり

被災地の復興のためにも

被災していない私達が経済を動かさなきゃいけないこともわかった。

たくさんのガソリンが東北地方に輸送されているのを見て少し安堵した。

円もえらいことになってる。

私は働かなくちゃ。

一日も早く被災地の皆様が不自由のない生活が送れる日が来る様

私は私なりにできることを頑張りたいと思う。

土曜日にはお墓参りに行って、お父さんとおじいちゃんに

おばあちゃん初め私達を守ってくれるようにお願いした。

ひいてはもう大きな余震が起きないように。

停電、原発絡みの事故が起きないように。。。

うん。

大丈夫。

夜の一人歩きも、地下の満員電車も、高層フロアも

苦手になっちゃったけど。

明日から自分をしっかり持って、頑張る!