パッパラパー。

定期を忘れたあの日。
どうやら負の幕開けだったのか。
それとも、定期を忘れたことから生じたのか。
午前中、会社でイラっとすることが起きた。
いつも、イライラしてるじゃん。
って、思われるかもしれないけど、まぁ、小さなイライラがつもり積もって爆発しちゃったんだろうねぇ、私の中で。
飲みたい。
お酒。。
お酒を下さい。。。。
誰か。。。誰か。。。。。



ピコーン。
見つけた。


前の会社の多部ちゃんに、早速ラインで声かける。
昼休みに返信有り。
行きましょー、行きましょー。
今、アダチとお昼一緒なんですけど、アダチも夜、予定ないそうなのでもれなく連れていきます。と。


この嬉しい返事をもらった時点で私の怒りは大夫落ち着いたんだけど、いーなー。
仲良い人とランチとか、懐かしいなぁ。。
私はお姉さんたちと、ランチ。
これも仕事と割り切って、ランチ。


さっさと仕事切り上げて待ち合わせに向かったら、多部ちゃんは緊急ミーティングが発生して遅れるとのこと。18時30分からミーティングなんて相変わらず御社大変ですねー。なんて、揶揄しながらアダチと先に飲み始める。
アダチ君は若干27歳の男の子だけど、とても付き合いがよく、多部ちゃんと、私のいじり倒しに、嫌な顔をせずいつも笑顔。
アダチ然り、兄弟構成でお姉ちゃんがいる男の子って、優しいし、女性に従順な人が多い印象。
二人で飲んでる間は、アダチが最近コンパで知り合った女の子との進捗報告をひたすら受ける。彼は非常に好意を持っているのにも関わらずあまりうまくいってないらしく、「僕の何がダメなのか。。。わからないっすー。」
そんなん、私もわからん。と、思いながらも、
「ま、ご縁だよねぇー」と、適当な相槌。
なんて過ごしてたらようやく多部ちゃん到着。
午前中の私以上に怒り爆発しながら。
結局、私の愚痴を吐き出すこともソコソコに、
多部ちゃんの思いのタケを聞くことに。
彼女は一年目の女の子の指導員をやってるんだけど、まぁ、その一年生がぶっとんでる子で。。。
三者の私は話を聞いてる限り、一年目の女の子の行動が理解不能過ぎて笑っちゃうんだけど、緊急ミーティングもその子のことだったらしく、御苦労様でした。
体育会系の前の会社は一年目がしっかりしないのは、指導員の責任にもなるので、多部ちゃんの可哀想なこと、可哀想なこと。。。

いい歳して自分のことだけでイライラしたり、精一杯な私なんてまだまだちっぽけです。


お酒が回った多部ちゃんが、今年の目標、物分かりの良すぎる女にならない。なんて、突然叫ぶもんだから、30過ぎて一年目のあの子とおんなじ様なパッパラパーだったら、相当痛いよ。と、言ったら、多部ちゃんなんか言ってたけど忘れちゃった。お酒って恐ろしい。
多部ちゃんは今年30歳を迎えるので色々構えているみたい。
そう思うと、アダチって、27歳、独身男子。
なんか、楽しそうな年頃だよね。


我等が魚金。アダチの手入り。
これで1200円って、安くて美味しすぎる。